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虐待 窓を閉める

あっという間に寒くなりました。窓を開けていられる季節は短いですね。

もう駄目だ、本気でキレた時は窓を閉めてから怒る、というお話を聞きます。

窓を閉める。それからしたひどいことが、自分を苦しめるほどになったらやることがあります。

 

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1.通報が怖い

2.ヘルプを出す場所

3.差し伸べられている手をつかむこと

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1.通報が怖い

警察との全件共有は、全国で約4割の27自治体にのぼっています。

2019年度の児童虐待の摘発件数はその前の年の1.4倍になっているので警察や近所の人の通報の増加を反映しているのかと考えます。

と同時に、通報が怖くて隠す、そして余計にストレスをためて虐待が重度になっていくことも容易に想像できます。

 

誰だって通報されたくない、警察に尋問されたくない、

子どもと離されたくない、非難を浴びたくない、

そして今の生活を守りたい。

 

 

2.ヘルプを出す場所

困った時にどこかで誰かにヘルプを出せるか出せないか、というのが重要だと思います。

自分ひとりの考えは堂々巡りで発展しないことが多いからです。

また日々襲いかかる予期しない子どもやパートナーの言動、経済的な不安、からだの不調に翻弄されると神経は余計過敏になる。

 

小さなとっかかりや違う視点が、意外と自分を助けることができるのですが、その機会を得られないことが事態をより深刻にしていく。

 

ということもあるので、ぜひ一歩踏み出して、どこかでヘルプを出してほしいのです。

 

警察や近所の通報におびえるのだったら、安全なところに助けを求めるんです。

 

 

3.差し伸べられている手をつかむこと

ニュースになる虐待死では、たくさんのヘルプが見落とされたり、

差し伸べられている手もつかめずに、最悪の事態になってしまうということがあります。

 

たくさんの支援機関がある。

1本の電話で少しだけ気持ちが変わるということがあるのです。

 

全てが解決するわけじゃありませんし、機関の対応は期待通りでないかもしれない。

しかし一人で考えて我慢していた時とは何かが変わる。

 

ネットの記事でももちろんいいですが、生の人間と話すという選択肢も考えてみてほしい。

 

そこにはあなたの手をつかもうとしている手があります。

 

その手を、見つけてほしいのです。